〈館内展示ホール>




《通常展》

近代文学の名作 昭和

1926年、元号が「大正」から「昭和」にあらたまり、明治維新以来発展してきたわが国の近代社会は
激動の時代を迎えることになりました。暗い戦争の時代から敗戦により価値観の大きな転換が迫られる中で、
わが国の「文学」もまた時代の風を受けながら、新たな変化を遂げてゆきます。
通常展示「近代文学の名作・昭和」は、この日本近代文学の変革期である昭和文学の前半期
(昭和元年から昭和30年前後まで)の文学運動や代表的な作家たちの功績を、
当館所蔵の複製原稿・書簡、書籍・雑誌等で紹介するものです。


「蟹工船」原稿(レプリカ) 小林多喜二 昭和6(1931)年、東京杉並区馬橋の家で
志賀直哉 安孫子弁天山の自宅にて、大正9(1910)年冬 「暗夜行路」原稿(レプリカ)

主な出品資料
<原稿・草稿(すべて複製)>
小林多喜二「蟹工船」(写真)
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
梶井基次郎「秘めやかな楽しみ」
白井喬二「帰去来峠」
吉川英治「檜山兄弟」
大佛次郎「赤穂浪士」
島木健作「盲目」
高見順「故旧忘れ得べき」
伊藤整「鳴海仙吉」
堀辰雄「菜穂子覚書」
島崎藤村「夜明け前」
志賀直哉「暗夜行路」(写真)


 
会期 12月3日(土)〜3月31日(土)
開館時間 9:30〜16:30(入館は16:00まで)
休館日 毎週日・月曜、12月25日〜1月5日、26日
2月14日〜18日、23日、3月22日
観覧料 100円*割引はありません




講座・講演会など





声のライブラリー 〈文学者の自作朗読の会〉

声のライブラリーの会場から(座談会風景)

2月、5月、9月、11月の第2土曜日に開催します。

毎回3人の文学者が自作をそれぞれ20分程度朗読し その後、司会者も加わって座談会をいたします。
定員100人と小規模な会場のため、間近に肉声を聞くことができ、
なごやかで熱気ある会となっております。
会終了後はささやかなサイン会もあります。
なお、会の模様はヴィデオに収録し、資料として保存しております。

第68回 声のライブラリー



講師 野田哲也、野田ドリット、栗木京子


日時 2012年2月11日(土) 2:00〜4:00
会 場 日本近代文学館 ホール
定員100名
受講券(3000円) 当日券もございます

野田哲也( 版 画 家 )
「日常を通して」
身のまわりの出来事を40年にわたり一貫して版画にし続けている氏の 作品世界について、作品を上映しながら、お話していただきます。  

1940年熊本県生まれ。65年東京芸術大学大学院絵画研究科油絵専攻修了。
78年から07年まで同校で教鞭を執る。また、80年代半ばより海外の多数の大学で客員教授を務める。
68年東京国際版画ビエンナーレ・国際大賞。写真イメージに水性木版画の伝統を生かした作品の受賞は話題となる。
ワルシャワ美術館賞、ノルウェー国際版画ビエンナーレ・グランプリなど国際展の受賞多数。
02年紫綬褒章受章。国内外の多数の美術展に出品。’11年文化庁文化交流使としてイスラエル、イギリスに派遣される。
私的な日常を写真に記録し「日記」をテーマにした版画作品を作り続けている。



野田ドリット(日本イスラエル親善協会理事)

「私の日本、私のイスラエル」
氏の故郷イスラエルと日本を比較しながら、特に両国の言葉の特徴について、 お話していただきます。

1945年イスラエル、テル・アビブ生まれ。外務省勤務の父に伴い、エルサレム、スイスに暮らす。
65年、駐日大使であった父を頼りに来日、上智大学で社会学を学ぶ。71年版画家の野田哲也と結婚。
71年から現在まで、外務省研修所、ヘブライ語担当講師。89年から現在まで、警視庁及び東京地方検察庁嘱託通訳人。
NHKや文化センターなどで、イスラエル料理の紹介をしている。05年からは、日本イスラエル親善協会理事。
日本とイスラエルの文化交流のために、幅広い活動をしている



栗木京子(歌人)
「水仙添へて」 (「短歌」2011年6月号) 「われも一束」 (「短歌研究」2011年7月号)

1954年愛知県生まれ。京都大学理学部卒業。在学中に「コスモス」短歌会に入会、作歌をはじめる。
81年「塔」短歌会入会。84年第一歌集『水惑星』刊行。歌集『綺羅』(94年)で河野愛子賞、
02年「北限」30首により短歌研究賞、『夏のうしろ』(03年)で読売文学賞、若山牧水賞、
『けむり水晶』(06年)で迢空賞、山本健吉文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
著書に『短歌を楽しむ』『短歌をつくろう』、歌集に『中庭(パティオ)』『二十五時』
『万葉の月』『栗木京子歌集』などがある。「塔」短歌会、読売新聞歌壇選者。

司会 樋口覚(文芸評論家)

1948年長野県出身。一橋大学社会学部卒業。
著書に『一九四六年の大岡昇平』(平林たい子賞)『三絃の誘惑』(三島由紀夫賞)『書物合戦』(芸術選奨文部科学大臣賞)
『短歌博物誌』『中原中也天体の音楽』など多数。当館専務理事。



会の模様は石橋財団の援助により、ビデオに撮影し、貴重な視聴覚資料として長く保存しております。 

申込方法  

事前にお申込みの場合は、チケット代金3,000円+チケット送料80円、合計3,080円を 下記の郵便振替口座にお振込みください。 折返しチケットをお送りいたします。
郵便振替口座 00140-0-47730 口座名義:公益財団法人 日本近代文学館
当日券も販売しております。



資料は語る「女性がものを書く」

2011年度の講座は終了いたしました。たくさんのご参加ありがとうございました。

わが国の女性による初の本格的な文芸雑誌「青鞜」の創刊から100年を記念して、
「女性がものを書く」をテーマに、近代日本の女性文学の魅力を、
貴重な資料と講師の先生のお話から立体的にとらえていこうとする講座です。

会場:日本近代文学館ホール

前期 明治篇

一葉・清子・俊子 樋口夏子から一葉へ
日時:4月16日(土) 14:00〜16:00
講師:戸松 泉(相模女子大学教授)

一葉という筆名を考案し、第一作「闇桜」を発表したのは明治25年3月、
本格的に小説修業を始めて1年後のことだった。
その紆余曲折した足跡を、『全集』未収録の館蔵資料を検証しつつ追ってみよう。


青鞜の人・遠藤清子
日時:5月21日(土) 14:00〜16:00
講師:尾形 明子(文芸評論家)

今年は「青鞜」創刊から100年。
「新しい女」の代表格に、遠藤(岩野)清子がいました。
「母の胎内において男と女は平等であつた」と言い切った清子の生を資料から辿ります。


田村俊子・愛と友情の間
日時:6月25日(土) 14:00〜16:00
講師:小平 麻衣子(日本大学教授)

女同士というのは、複雑である。
岡田八千代への手紙は、友情というには熱すぎる。
佐多稲子宛には、彼女の夫への感情が隠されている。
俊子を突き動かした愛の諸相を探ってゆきたい。



後期 大正・昭和篇

信子・翠・芙美子 吉屋信子が書いた「女性」の多様性をめぐって
―〈少女〉〈モダンガール〉〈妻〉をキーワードに

日時:9月17日(土) 14:00〜16:00
講師:川崎 賢子(文芸評論家・日本映画大学)

様々な意味で「マイノリティ(少数派)としての私」を生きながら、
読書を娯楽とする人々のために書く職人的作家として足跡を残した吉屋信子。
その文学の魅力を再発見したい。


尾崎翠の再発見
日時:10月15日(土) 14:00〜16:00
講師:稲垣 真美(作家・評論家)

尾崎翠の名が一般に知られるようになったのは、
1971年の彼女の歿後のことである。
その再発見に至った経緯と、
現代に高く評価される作品の文学的意義や魅力を語る。


林芙美子の文学的磁場
日時:11月19日(土) 14:00〜16:00
講師:佐藤洋二郎(作家・日本大学芸術学部教授)

林芙美子の生いたちや生きてきた環境から
風土がどういう作品をつくらせたのかを探ります。


2011年度 講座「資料は語る」 <女性がものを書く>
    
日時前期 4月16日、5月21日、6月25日(いずれも土曜日)14:00〜16:00
後期 9月17日、10月15日、11月19日(いずれも土曜日)14:00〜16:00
受講料 全期間 (6回) 10,000円(会員9,000円)
前期または後期 5,000円 (会員4,500円)
1回のみ 2,000円 (会員1,800円) 
申込方法 現金書留 住所・氏名・電話番号および受講期間(1回の場合は希望月も)を明記した紙、受講料と返信用80円切手を同封し、〒153-0041 目黒区駒場4-3-55 日本近代文学館「資料は語る」係へお送り下さい。
郵便振替 通信欄に講座名「資料は語る」と受講期間(1回の場合は希望月も)を明記の上、受講料に返信用送料80円を加えた額を下記の口座へお振込み下さい。口座番号:00140−0−47730 口座名:公益財団法人 日本近代文学館








夏の文学教室

今年の夏の文学教室は終了いたしました。ご来場ありがとうございました。
文学教室の会場風景(よみうりホール)

第48回夏の文学教室  〈「いのち」を語る〉

「いのち」という言葉が持つさまざまな姿を、文学の立場からとらえ直します。
講師の方々が語る、それぞれの「いのち」。


会期: 2011年7月25日(月)〜30日(土)  

会場:有楽町よみうりホール(ビックカメラ7F)

後援:読売新聞社

協力:小学館

第48回 夏の文学教室 〈「いのち」を語る〉

  1時間目13:00〜14:00 2時間目14:10〜15:10 3時間目15:20〜16:20
7月25日(月)
山崎一穎 (跡見学園女子大学名誉教授)

森鴎外 その終焉
山文彦 (作家)

石に刻む言葉
北条民雄の文学と生涯
曽野綾子 (作家)

表現と人生
7月26日(火)
夏目房之介 (漫画コラムニスト)

手塚治虫 いのちのかたち
落合恵子 (作家)

いのちの感受性
平野啓一郎 (作家)

三島由紀夫と戦後
7月27日(水)
玄侑宗久 (作家・僧侶)

死なない命
藤田宜永 (作家)

小説と社会貢献
津島佑子 (作家)

夢の歌が聞こえる
7月28日(木) 1時間目 13:00〜14:30 
最相葉月 (ノンフィクションライター) × 瀬名秀明 (作家)

《対談》未来からみた「いのち」の対話
2時間目 14:50〜16:20 
 加藤幸子 (作家) ×谷村志穂 (作家)

《対談》自然からみた「いのち」の対話
7月29日(金)
伊藤比呂美 (詩人)

めぐる「いのち」
天野祐吉 (コラムニスト)

のぼさんのこと
川本三郎 (文芸評論家)

戦後日本映画に見る生と死
小津安二郎、木下恵介、成瀬巳喜男、黒澤明─。
7月30日(土)
島田雅彦 (作家)

Is life short or long?
堀江敏幸 (作家・フランス文学者)

「いのち」のきざす言葉、
言葉にきざす「いのち」
岡井隆 (歌人)

「いのち」の詩歌


《 受 講 料 》
全 期 間 券… 前売 9,000円 《当日 10,000円》 ※…6日間通しの受講券です
各 日 券 … 前売 1,800円 《当日 2,000円》

会員割引もあります。詳しくは下記をご覧下さい。
《 申 込 方 法 》
  文学館に直接お申込の場合は下記の3つの方法があります。

  氏名・住所・電話番号、全期間券/各日券の別(各日券の場合は御希望の日にち)
及び枚数を忘れずにご明記ください。


現金書留 (受講券代金+返信用80円切手)
郵便小為替(受講券代金+返信用80円切手)
■郵便振替 (受講券代金+80円)ご連絡いただければ指定の郵便振替用紙をお送りします。
※郵便振替用紙は郵便局にもあります。


口座番号:00140-0-47730

加入者名:公益財団法人 日本近代文学館


2.下記の書店、百貨店等でも受講券を販売しています。

    
     ■岩波ブックセンター(神保町交差点)TEL 03-3263-6601

            ■紀伊国屋書店  新宿本店(4F)TEL 03-3354-0131
新宿本店(5F キノチケットカウンター)TEL 03-3354-0141
渋谷店(東急プラザ5F)TEL 03-3463-3241
横浜店(横浜そごう7F)TEL 045-450-5901
  
         ■小田急レディスクラブ(同クラブ会員のみ販売)
         ■三省堂書店 神保町本店TEL 03-3233-3312
        ■ちけっとぽーと(総合案内)TEL 03-5561-7714
 渋谷109店(2F)
銀座店(地下鉄銀座駅構内C4出口付近)
大丸東京店(11F)
                新宿店(伊勢丹会館B1F)
                小田急百貨店町田店(3F)
池袋PARCO店(6F)
大宮ソニックシティ店(1F)
  横浜店(横浜駅東口地下街ポルタ内)
      ■東武友の会(東武百貨店 池袋店6F10番地)TEL 03-3981-2211          
         ■リブロ吉祥寺店 (吉祥寺パルコ B2F)TEL 0422-21-8122
        ■八重洲ブックセンター本店 TEL 03-3281-1811
         ■チケットぴあ  6/1発売開始(Pコード 全期間券 987−304 各日券 619−292)  
        ■ローソンチケット 6/1発売開始 (Lコード 39521)

 
【会員割引での受講料】

全 期 間 券…前売 8,000円 《 当日 9,000円》 ※…6日間通しの受講券です 各 日 券 …前売 1,600円 《 当日 1,800円》
※会員とは当館の「維持会」・「文学館友の会(旧・館の会)」会員の方をさします。


※会員割引は当館に直接お申込の場合にのみ有効です。

     



文学館演習―日本近代文学資料の探索と処理―

資料の声を聞く
近代文学の勉強法を知りたい人は必修!
第一線の講師陣による贅沢な集中講義!
使用する資料はすべて本物です!

日本近代文学の研究、および各地の文学館・文学者の記念館の設立は近年 ますます盛んになっていますが、その盛況に比して、基礎研究資料として の原稿・書簡などの肉筆資料や、初出誌紙・初版本類の研究とそれらの保 存状態は、必ずしも充分とは言えません。 そこで当館では、将来、文学・文化分野の研究を志す方、文学館の運営に 携わることを志す方、あるいは編集者、ジャーナリストなど文学館を利用 する仕事を志望している方を対象に、実際に資料を扱いつつ、近代文学原 資料の探索・利用とその処理・保存に関する演習を毎年8月下旬に開講し ております。 近代文学と書物・文献を愛する方々の参加を期待しています。 なお本演習は、受講者(学部生・大学院生)が在籍する大学・大学院で認 められた場合には、「日本近代文学」(2単位)、「博物館実習」(2単位)等の 単位とすることができます。 ※2011年度の「博物館実習単位希望」の申込受付は終了いたしました(2011.3.31)

2011年度文学館演習

日  時2011年8月23日(火)〜27日(土)
各日 午前10時〜午後5時10分
※評価は実習、実習時の提出物、事後に提出するレポートなどによります。
場  所日本近代文学館 講堂
受講料20,000円(当館維持会・文学館友の会(旧・館の会)会員は18,000円)
定  員40名
申込方法(1)博物館実習としない方(先着順。2011年4月1日以降受付けます)
@郵便番号・住所・氏名・電話番号 
A職業(学生は大学または大学院名・学部・学科または専攻名・学年)を明記し 
B受講料(現金書留または郵便小為替)
を同封の上「文学館演習」係宛にお送り下さい。(住所等はこのページの一番下にあります)
なお、日本近代文学等の単位とする方は、その単位名を明記して下さい。

(2)博物館実習とする方
2011年3月末日までに(必着)往復ハガキに「博物館実習希望」の旨と上記 @ A を明記し、お申込み下さい。
受入の可否は4月1日以降お知らせいたします。
申込み多数の場合は抽選とし、一大学(大学院含む)最大3名までとします。

※※注意点※※

単位として認定されているかどうかは申し込む前に必ず教務課・学芸員資格取得関連の事務室等に問い合わせて確認してください。
特に、博物館実習とする方は、必要な単位を既に修得しているかどうかを確かめてください。



講義内容   (講師代表:十川信介  ( )=コマ数)

1 総論    (2)
@オリエンテーション / 事務局

A近代文学館とは / 坂上弘(館理事長)

B日本近代文学館の所蔵資料とその意義 / 十川信介(学習院大学名誉教授)
2 資料の活用   (4)+実習(4)
@資料を活用する研究法 「図書」(講義・演習)/ 東郷克美(早稲田大学名誉教授)
  図書の利用(実習)/ 事務局 西村洋子

A資料を利用する研究法 「雑誌」(講義・演習)/ 紅野謙介(日本大学教授)
  雑誌の利用(実習)/ 事務局 信國奈津子

B資料を利用する研究法 「新聞」(講義・演習)/ 日高昭二(神奈川大学教授)
  挿絵・写真資料の調査・保存(実習)/ 事務局 吉原洋一・上田光生

C資料を利用する研究法 「肉筆資料」(講義・演習)/ 宗像和重(早稲田大学教授)
  肉筆資料の解読(実習)/ 事務局 徳永美樹
3 同時代資料の解読    (1)+実習(1)
@世相を考える資料 (講義・演習)/ 金子明雄(日本大学教授)

A編集・出版・検閲 (講義・演習)/ 十重田裕一(早稲田大学教授)
4 文学の周辺   (1)+実習(1)
@文学と美術・音楽(講義・演習)/ 中島国彦(早稲田大学教授)

A文学と映画 (講義・演習)/ 安藤宏(東京大学教授)
5 資料の保存・展観    実習(2)
@資料の保存・修理 (実習)/ 上田光生・信國奈津子(事務局)

A展観目録の作成(実習)/ 事務局 西村洋子
6 文学をめぐる問題・総括    (4)
@文学の大衆性(講義)/ 池内輝雄(國學院大學客員教授)

A草稿・注釈をめぐる問題(講義)/ 十川信介(学習院大学名誉教授)

B日本近代文学館に対する要望 (質疑応答)/ 十川、中島、池内講師、事務局

C反省会





お問い合わせ先

公益財団法人 日本近代文学館


〒153-0041 東京都目黒区駒場4-3-55 電話:03-3468-4181