〈館内展示ホール〉


《通常展》
近代文学の名作 作家の手稿U 7月24日(土)〜9月25日(土)

いまでは原稿を書くというと、パソコンに向かう姿をイメージするようになりましたが、
当然ながら近代文学の名作の原稿は手書きです。
原稿は作品の本文を確定したり、作品生成の状況を知るための貴重な資料であるだけでなく、
流麗な筆遣いあり、かな釘流あり、きれいに清書された原稿あり、直しだらけの原稿ありで、
眺めるだけで、なかなか楽しいものです。
芥川龍之介「歯車」、吉川英治「新・平家物語」、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」、
川端康成「雪国」、小林秀雄「ゴッホの手紙」、中原中也「春の日の夕暮」、
太宰治「人間失格」、三島由紀夫「鏡子の家」等々の原稿(原稿は全てレプリカ)のほか、
関連の初版本などを展示します。
ご高覧ください。

銀河鉄道の夜 宮沢賢治


〈写真〉
宮沢賢治
「銀河鉄道の夜」

春の日の夕暮 中原中也


〈写真〉
中原中也
「春の日の夕暮」


■期間■ 7月24日(土)〜9月25日(土)
■開館時間■ 午前9:30〜午後4:30(入館は4:00まで)
■観覧料■ 100円(団体割引はありません)
■休館日■ 日・月曜日、毎月第4木曜日:8月26日(木)、9月23日(木)
         詳しくはカレンダーをご覧下さい。




講座・講演会など





声のライブラリー 〈文学者の自作朗読の会〉

声のライブラリーの会場から(座談会風景)

2月、5月、9月、11月の第2土曜日に開催します。

毎回3人の文学者が自作をそれぞれ20分程度朗読し、 その後、司会者も加わって座談会をいたします。

定員100人と小規模な会場のため、間近に肉声を聞くことができ、 なごやかで熱気ある会となって おります。

会終了後はささやかなサイン会もあります。

なお、会の模様はヴィデオに収録し、資料として保存しております。

●第62回

日時 2010年9月11日(土) 2:00〜4:00
会 場 日本近代文学館 ホール


講 師

永田和宏
 (歌人)
稲葉真弓 (作家)
野谷文昭 (ラテンアメリカ文学研究者・翻訳家)  

詳細決定次第お知らせいたします。  


司 会
樋口覚
 (文芸評論家)
樋口覚氏は1948年長野県生まれ。一橋大学社会学部卒業。『一九四六年の大岡昇平』 (平林たい子賞)、『三絃の誘惑』(三島由紀夫賞)、『書物合戦』(芸術奨励文部科学 大臣賞)、『短歌博物誌』、『中原中也天体の音楽』など多数の著書がある。当館専務理事。

         ※講師の都合により、講師・朗読作品が変更になる場合もあります。
参 加 料
  3,000円(会員 2,700円)
      
定   員
    100名(先着順)
申込方法  
         ・住所・氏名・電話番号を明記し、
     ・現金書留または郵便小為替の場合は、参加料と返信用80円切手を日本近代文学館
       「声のライブラリー」係宛にお送りください。
           ・郵便振替<00140-0-47730 口座名:財団法人日本近代文学館>をご利用の場合は、
       振替用紙に「声のライブラリー」と明記の上、参加料にチケット送料80円を
       加えた金額をお振込みください。 


資料は語る「近代文学100年」

2010年度の「資料は語る」は「近代文学100年」をテーマに
今から100年前の1910(明治43)年と40年前の1970(昭和45)年を取り上げます。
この100年間の日本近代文学がどのように移り変わってきたのか、
当時の貴重な資料と講師の先生のお話から立体的にとらえていこうとする講座です。

会場:日本近代文学館ホール

「三田文学」創刊号(明治43年5月)

前期 1910(明治43)年

荷風の「三田文学」
日時:5月15日(土) 14:00〜16:00
講師:坂上 弘(作家)
明治43年5月、編集兼発行人永井荷風の「三田文学」が創刊された。
荷風はどんな編集方針で船出したのだろう。
作家として、大学教授として、編集長としての荷風と、
その異端の雑誌づくりの苦労を資料にもとづいて思い描いてみたい。

管野スガの「針文字手紙」から見えてくるもの
―小説『許されざる者』をめぐって―

日時:6月19日(土) 14:00〜16:00
講師:辻原 登(作家)
歴史上実在したとされる人物がモデルとなって、
虚構の中に取り込まれた場合、どのように変貌するか。
その変貌の過程を、針文字手紙という新たに発見された資料を通して考えてみる。
*「針文字手紙」管野スガ 杉村楚人冠宛書簡は我孫子市寄託個人蔵

漱石の〈死〉と美妙の死
日時:7月17日(土) 14:00〜16:00
講師:十川 信介(学習院大学名誉教授)
漱石が修善寺で30分の〈死〉を体験した二ヵ月後、
山田美妙は喉頭ガンで死去した。
二人の死に面する態度と、文壇的な意味とを比較、検討したい。


三島由紀夫 1969年伊藤整の葬儀で

後期 1970(昭和45)年

川端康成書簡の織り成す世界
日時:9月18日(土) 14:00〜16:00
講師:川端 香男里(東京大学名誉教授)

人の記憶は浮遊し変転する運命にある。
多くの回想録や文壇の風説はこの頼りない記憶の上に築かれる。
しかし書簡は確かな「記録」としての価値をもつ。
この点を資料に基づき検証したい。


三島由紀夫「天人五衰」をめぐって
日時:10月16日(土) 14:00〜16:00
講師:松本 徹(三島由紀夫記念館館長)

昭和45年(1970)となると、三島由紀夫の自決と、
『豊饒の海』四部作の完結を採り上げないわけにはいかない。
しかし、没後四十年たったいまも、謎そのものとして屹立している。
その一端なりと解きほぐしたいものだと考えている。


わが師 三島由紀夫
日時:11月20日(土) 14:00〜16:00
講師:村松 英子(女優・詩人・英文学者)

三島由紀夫先生は私の演劇上の恩師です。
「育てたい」と言われて六年間、弟子として教わった演劇観と、
人生観、価値観、先生のお人柄なども、皆様にお伝えしたいと思います。

    
日時前期 5・6・7月の第3土曜 14:00〜16:00
後期 9・10・11月の第3土曜 14:00〜16:00
受講料 全期間 (6回) 10,000円(会員9,000円)
前期または後期 5,000円 (会員4,500円)
1回のみ 2,000円 (会員1,800円) 
申込方法 現金書留 受講料と返信用80円切手を同封し、〒153-0041 目黒区駒場4-3-55 日本近代文学館「資料は語る」係へお送り下さい。
郵便振替 通信欄に「資料は語る」と明記の上、受講料に返信用送料80円を加えた額を下記の口座へお振込み下さい。口座番号:00140−0−47730 口座名:財団法人 日本近代文学館



夏の文学教室

2010年度「夏の文学教室」は好評にて終了いたしました
文学教室の会場風景(よみうりホール)

第47回夏の文学教室  〈「昭和」という時間〉

現代につながる時間である「昭和」の多様な文学成果を、
生きた証言と新しい検証を通して見つめ直します。


会期: 2010年7月26日(月)〜31日(土)  好評にて終了いたしました

会場:有楽町よみうりホール(ビックカメラ7F)

後援:読売新聞社

協力:小学館

第47回 夏の文学教室 〈「昭和」という時間〉

  1時間目1:00〜2:00 2時間目2:10〜3:10 3時間目3:20〜4:20
7月26日(月)
紅野謙介 (日本大学教授)

1920年代の政治と文学
―菊池寛を中心に―
荒川洋治 (現代詩作家)

昭和の読書
松井今朝子 (作家)

戦後かぶき三國志
7月27日(火)
伊藤比呂美 (詩人)

三無主義の昭和
唐十郎 (劇作家・俳優)

昭和元禄の徒花と呼ばれたテント
横尾忠則 (美術家)

三島由紀夫氏との日々
7月28日(水)
長谷川櫂 (俳人)

戦後文学の中の俳句
坂上弘 (作家)

私の「三田文学」留守番記
島田雅彦 (作家)

SとHのはざま
7月29日(木) 1時間目 1:00〜2:00 
内田樹 (評論家) × 高橋源一郎 (作家)

《対談》吉本隆明と江藤淳 ―最後の「批評家」
2時間目 2:50〜4:20 
 津島佑子 (作家) ×中村文則 (作家)

《対談》中上健次の意味
7月30日(金)
川本三郎 (評論家)

懐しの日本映画に見る昭和の風景
最相葉月 (ノンフィクションライター)

昭和が見た未来
藤田宜永 (作家)

昭和の若者ムーヴメント
7月31日(土)
堀江敏幸 (作家・仏文学者)

眼と風景
―藤枝静男の昭和
紅野敏郎 (早稲田大学名誉教授)

88歳・生きてきた「昭和」
―作家・研究者・出版人・古本屋―
瀬戸内寂聴 (作家)

「昭和」という時代


《 受 講 料 》
全 期 間 券… 《当日 10,000円》 ※…6日間通しの受講券です
各 日 券 …  《当日 2,000円》

会員割引もあります。詳しくは下記をご覧下さい。
《 申 込 方 法 》
  文学館に直接お申込の場合は下記の3つの方法があります。

  氏名・住所・電話番号、全期間券/各日券の別(各日券の場合は御希望の日にち)
及び枚数を忘れずにご明記ください。


現金書留 (受講券代金+返信用80円切手)
郵便小為替(受講券代金+返信用80円切手)
■郵便振替 (受講券代金+80円)ご連絡いただければ指定の郵便振替用紙をお送りします。
※郵便振替用紙は郵便局にもあります。


口座番号:00140-0-47730

加入者名:財団法人日本近代文学館


2.下記の書店、百貨店等でも受講券を販売しています。

    
     ■岩波ブックセンター(神保町交差点)TEL 03-3263-6601

            ■紀伊国屋書店  新宿本店(4F)TEL 03-3354-0131
新宿本店(5F キノチケットカウンター)TEL 03-3354-0141
渋谷店(東急プラザ5F)TEL 03-3463-3241
横浜店(横浜そごう7F)TEL 045-450-5901
  
         ■京王チケットサービス(京王百貨店新宿店正面入口に向かって左)TEL 03-3343-1801
         ■三省堂書店 神保町本店TEL 03-3233-3312
        ■ちけっとぽーと(総合案内)TEL 03-5561-7714
 渋谷109店(2F)
銀座店(地下鉄銀座駅構内C4出口付近)
大丸東京店(11F)
                新宿店(伊勢丹会館B1F)
                小田急百貨店町田店(3F)
池袋PARCO店(6F)
大宮ソニックシティ店(1F)
  横浜店(横浜駅東口地下街ポルタ内)
      ■東武友の会(東武百貨店 池袋店6F10番地)TEL 03-3981-2211          
         ■リブロ吉祥寺店 (吉祥寺パルコ B2F)TEL 0422-21-8122
        ■八重洲ブックセンター本店 TEL 03-3281-1811
         ■チケットぴあ 6/1発売開始(Pコード 全期間券 986−890 各日券 617−286)  
        ■ローソンチケット 6/1発売開始 (Lコード 37137)

 
【会員割引での受講料】

全 期 間 券…前売 8,000円 《 当日 9,000円》 ※…6日間通しの受講券です 各 日 券 …前売 1,600円 《 当日 1,800円》
※会員とは当館の「維持会」・「館の会」会員の方をさします。


※会員割引は当館に直接お申込の場合にのみ有効です。

     



資料の声を聞く
文学館演習―日本近代文学資料の探索と処理―

近代文学の勉強法を知りたい人は必修!
第一線の講師陣による贅沢な集中講義!
使用する資料はすべて本物です!

日本近代文学の研究、および各地の文学館・文学者の記念館の設立は近年 ますます盛んになっていますが、その盛況に比して、基礎研究資料として の原稿・書簡などの肉筆資料や、初出誌紙・初版本類の研究とそれらの保 存状態は、必ずしも充分とは言えません。 そこで当館では、将来、文学・文化分野の研究を志す方、文学館の運営に 携わることを志す方、あるいは編集者、ジャーナリストなど文学館を利用 する仕事を志望している方を対象に、実際に資料を扱いつつ、近代文学原 資料の探索・利用とその処理・保存に関する演習を毎年8月下旬に開講し ております。 近代文学と書物・文献を愛する方々の参加を期待しています。 なお本演習は、受講者(学部生・大学院生)が在籍する大学・大学院で認 められた場合には、「日本近代文学」(2単位)、「博物館実習」(2単位)等の 単位とすることができます。 (2010.2.26) ※博物館実習単位希望の方の申込みは締め切りました。(2010.3.31)

2010年度文学館演習

日  時 2010年8月24日(火)〜28日(土)
各日 午前10時〜午後5時10分
※評価は実習、実習時の提出物、事後に提出するレポートなどによります。
場  所 日本近代文学館 講堂
受講料 20,000円(当館維持会・館の会会員は18,000円)
定  員 40名
申込方法 (1)博物館実習としない方(先着順。2010年4月1日以降受付けます)
@郵便番号・住所・氏名・電話番号 
A職業(学生は大学または大学院名・学部・学科または専攻名・学年)
を明記し 
B受講料(現金書留または郵便小為替)
を同封の上「文学館演習」係宛にお送り下さい。(住所等はこのページの一番下にあります)
なお、日本近代文学等の単位とする方は、その単位名を明記して下さい。

(2)博物館実習とする方
2010年3月末日までに(必着)往復ハガキに「博物館実習希望」の旨と上記 @ A を明記し、お申込み下さい。
受入の可否は4月1日以降お知らせいたします。
申込み多数の場合は抽選とし、一大学(大学院含む)最大3名までとします。

※※注意点※※

単位として認定されているかどうかは申し込む前に必ず教務課・学芸員資格取得関連の事務室等に問い合わせて確認してください。
特に、博物館実習とする方は、必要な単位を既に修得しているかどうかを確かめてください。



講義内容   (講師代表:紅野敏郎  ( )=コマ数)

1 総論   (2)
@オリエンテーション / 事務局

A近代文学館とは / 高井有一(日本近代文学館理事長・作家)

B日本近代文学館の所蔵資料とその意義 / 紅野敏郎(早稲田大学名誉教授)
2 資料の活用    (4)+実習(4)
@資料を活用する研究法 「図書」(講義・演習)/ 曾根博義(前日本大学教授)
  図書の利用(実習)/ 事務局 西村洋子・小川桃

A資料を利用する研究法 「雑誌」(講義・演習)/ 石ア 等(前立教大学教授)
  雑誌の利用(実習)/ 事務局 山田友子・信國奈津子

B資料を利用する研究法 「新聞」(講義・演習)/ 山田俊治(横浜市立大学教授)
  挿絵・写真資料の調査・保存(実習)/ 事務局 上田光生・吉原洋一

C資料を利用する研究法 「肉筆資料」(講義・演習)/ 安藤 宏(東京大学准教授)
  肉筆資料の解読(実習)/ 事務局 徳永美樹
3 文学の周辺   (1)+実習(1)
@文学と美術・音楽 (講義・演習)/ 中島国彦(早稲田大学教授)

A文学と映画 (講義・演習)/ 十重田裕一(早稲田大学教授)
4 同時代資料の解読  (1)+実習(1)
@世相を考える資料(講義・演習)/ 金子明雄(日本大学教授)

A大衆文学 (講義・演習)/ 池内輝雄(國學院大學客員教授)
5 資料の収集・保存・展観   実習(2)
@資料の保存・修理 (実習)/ 上田光生・信國奈津子・小川桃(事務局)

A展観目録の作成(実習)/ 事務局 西村洋子
6 総括     (4)
@資料の編集・出版(講義)/ 星野紘一郎(編集者)

A注釈という読みかた(講義)/ 十川信介(学習院大学名誉教授)

B日本近代文学館に対する要望 (質疑応答)/ 紅野、十川、池内、事務局

C反省会





お問い合わせ先

財団法人日本近代文学館


〒153-0041 東京都目黒区駒場4-3-55 電話:03-3468-4181