東京近郷の文学

前期:4月21日、5月19日、6月9日

2018年度の講座「資料は語る」を4月より開講いたします。
所蔵資料を中心に扱う文学講座です。貴重資料の特別公開もあります。

本年度は「東京近郷の文学」をテーマとし、東京の郊外や近県にゆかりのある文学者・文学作品をとりあげ、文学館の所蔵する関連資料も特別公開します。2013年度・2016年度に開催し、ご好評いただいた〈資料で読む「東京文学誌」〉の続編です。

会場:日本近代文学館ホール

樋口一葉「ゆく雲」(「太陽」明治28年5月)

樋口一葉「ゆく雲」(「太陽」明治28年5月)

 

前期

我孫子時代の志賀直哉と『和解』

日時:4月21日(土) 14:00~15:30
講師:小林幸夫 上智大学教授
「父との和解が気持よく出来、その喜びと亢奮で」一気に書き上げたという『和解』は、我孫子時代の生活を題材にした代表作である。この小説の特質である複雑な構造に焦点をあてて、解読を試みる。

川端康成と鎌倉 ―『山の音』原稿

日時:5月19日(土) 14:00~15:30
講師:片山倫太郎 鶴見大学文学部教授
戦後の鎌倉の時事や風俗を盛り込んだ川端康成の代表作『山の音』(昭和24~29年連載)について、館所蔵の原稿(雑誌掲載4回分)の分析を交えながら、その創作の秘密に迫りたい。

樋口一葉と甲州 ―『ゆく雲』未定稿とともに

日時:6月9日(土) 14:00~15:30
講師:戸松泉  相模女子大学名誉教授
博文館の依頼を承けて二週間ほどで仕上げた『ゆく雲』。残簡に見る成稿への試行錯誤の跡と、山梨県大藤村への想像力とを検証しつつ、作品世界を読み解いてみよう。

 

後期

太宰治と伊豆 ―『斜陽』を中心に

日時:9月15日(土) 14:00~15:30
講師:安藤宏 東京大学教授
伊豆を舞台にした、太宰治の代表作、『斜陽』を取りあげます。小説の内容を読むことに力点を置きますので、あらかじめ読み返してきていただければ幸いです。

テーマ未定

日時:10月20日(土) 14:00~15:30
講師:未定

漱石の修善寺 ─「病に生き還ると共に、心に生き還った」地

日時:11月17日(土) 14:00~15:30
講師:長島裕子  早稲田大学文学学術院非常勤講師
修善寺は漱石の「大患」の地である。人事不省からの甦りを、漱石は「天幸」と記した。坂元雪鳥の「修善寺日記」、東新宛の多くの書簡から、漱石の修善寺をとらえていきたい。

 

受講料・申込方法

受講料

全期間(6回)10,300円(会員9,300円)
前期または後期5,200円(会員4,700円)
1回のみ2,100円(会員1,900円)
※チケット送料は当館が負担いたします。

申込方法 

 (現金書留)
便箋・メモ用紙等に住所・氏名・電話番号および受講期間(1回の場合は希望月も)を明記の上、受講料とともに、
〒153-0041 目黒区駒場4-3-55 日本近代文学館「資料は語る」係へお送り下さい。

(郵便振替)
通信欄に講座名「資料は語る」と受講期間(1回の場合は希望月も)を明記の上、下記の口座へ受講料をお振込み下さい。
口座番号:00140-0-47730 口座名:公益財団法人 日本近代文学館

※定員に達しない場合、当日券を販売いたします。