第87回 柴田元幸/古川日出男/司会・伊藤比呂美


第87回 声のライブラリー

朗読 柴田元幸氏、古川日出男氏
司会 伊藤比呂美氏
日時

2016年11月12日(土) 2:00~4:00

会場 日本近代文学館 ホール
定員 80名
受講券

2100円(会員1900円、学生1600円 )


柴田元幸 (翻訳家)

朗読作品

ブライアン・エヴンソン「ウィンドアイ」
(柴田元幸「注文の多い翻訳者たち」、『ミグラード 朗読劇『銀河鉄道の夜』』所収)

1954 年東京生まれ。東京大学名誉教授。92年『生半可な學者』で講談社 エッセイ賞、2005年『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、10年トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』の翻訳で日本翻訳文化賞を受賞。 ポール・オースターなど現代アメリカ文学を精力的に翻訳し、その紹介につとめる。最新の訳書に、スティーヴ・エリクソン『ゼロヴィル』、ウィリアム・サ ローヤン『僕の名はアラム』、スティーヴン・ミルハウザー『魔法の夜』など、著書に『翻訳教室』『つまみぐい文学食堂』などがある。文芸誌 「MONKEY」責任編集。


古川日出男 (小説家)

朗読作品

『南無ロックンロール二十一部経』(河出書房新社 2013年)

1966 年福島県生まれ。98年『13』で小説家デビュー。2002年『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞、日本SF大賞、06年『LOVE』で三島由紀 夫賞、15年『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞、読売文学賞を受賞。著書に『ベルカ、吠えないのか?』『聖家族』『MUSIC』『馬たちよ、 それでも光は無垢で』『ドッグマザー』『あるいは修羅の十億年』など、戯曲に『冬眠する熊に添い寝してごらん』がある。積極的な朗読活動をおこない、CD ブック『春の先の春へ』など朗読CDやDVDを発表、また朗読劇『銀河鉄道の夜』の脚本を手がけ国内各地で上演している。


古川日出男×柴田元幸 デュエット朗読

 (日本語×英語)

古川日出男「殺伐ちゃんが将来なりたいものは気象予言士」(「文藝」2016年春号掲載)

David Boyd英訳「Desolation Girl wants to be a weather oracle when she grows up」


司会 伊藤比呂美(詩人)

1955 年東京生まれ。青山学院大学文学部卒業。78年第一詩集『草木の空』刊行。小説、エッセイ、古典の現代語訳、絵本など幅広い分野で作品を発表しつづけてい る。主な著書に『ラニーニャ』(野間文芸新人賞)、『日本の霊異ナ話』『河原荒草』(高見順賞)、『読み解き「般若心経」』『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(萩原朔太郎賞、紫式部文学賞)、『木霊草霊』『女の一生』『新訳 説経節』『禅の教室』など、編著に『石垣りん詩集』がある。