『小説は書き直される―創作のバックヤード』刊行

2018.09.20

2018年12月20日発売

時間と共に変貌する言葉たち

日本近代文学館では2017年12月から2018年2月にかけ、冬季企画展「小説は書き直される―創作のバックヤード」を開催致しました。
活字からだけでは知ることのできない、原稿用紙の改稿跡や校正刷りへの手入れといった作品成立までのプロセス、更には読者に読み継がれていく中での変貌を展観し、多くの方にご来場いただきました。

このたび、秀明大学出版会の刊行にて、その企画展示が一冊の書籍となります。
「手に持ち歩ける文学展」をコンセプトに、展示資料をオールカラーで掲載、会場の風景写真も収録。
冒頭解説は展示編集委員の安藤宏氏による書き下ろしです。
館内ミュージアムショップのほか、ホームページのウェブショップからも購入可能です。
全国の書店、ウェブストアにても販売いたします。
ぜひこの機会にお求めください。

 

小説は書き直される 書影

装幀・真田幸治

編集: 日本近代文学館
発行: 秀明大学出版会
発売: 株式会社SHI
A5判オールカラー208頁
価格: 2,500円+税
ISBN 978-4-915855-34-4

 

目次と主な掲載資料

序章 「夜明け前」の誕生

島崎藤村「夜明け前」創作ノート・原稿・校正刷・初出誌・単行本

第1章 構想

芥川龍之介「椒図志異」ノート/堀辰雄「菜穂子」創作ノート
夏目漱石「それから」構想メモ/樋口一葉「たけくらべ」未定稿

第2章 原稿用紙の世界

[原稿]
二葉亭四迷「平凡」/泉鏡花「義血侠血」
芥川龍之介「蜘蛛の糸」/石川硺木「雲は天才である」
織田作之助「俗臭」/宮沢賢治「銀河鉄道の夜」

[校正刷]
高見順「生命の木」/夏目漱石「三四郎」
伊藤整「若い詩人の肖像」

第3章 活字化以後の変貌

[掲載誌・単行本]
森鷗外「阿部一族」/井伏鱒二「山椒魚」/林芙美子「放浪記」
川端康成「雪国」/小林多喜二「蟹工船」/太宰治「佳日」

第4章 読み継がれていく中で

夏目漱石「坊っちゃん」関連資料

 

お問い合せ

日本近代文学館
電話 03-3468-4181
ファックス 03-3468-4185