年誌14号刊行しました

2019.03.07

2019年3月、年誌14号を刊行いたしました。

文学館の所蔵資料紹介の機会を増やすため、「日本近代文学館年誌―資料探索」という紀要を年に一冊刊行しております。
文学者の書下ろしエッセイ、館蔵資料を用いた論考、未発表資料の翻刻と解説を収録。お申し込みは文学館まで(一般1020円/会員860円)。
バックナンバーもあります。「文学館年誌―資料探索」ページ

14号目次

エッセイ 青木奈緖 過ぎてきたとき
南陀楼綾繁 掘りおこす愉しみ
上田正行 「表棹影日記」再読
暁方ミセイ 朗読と作者
鈴木潤吉  『赤い鳥』の通信欄
川野一宇 日本近代文学館と私
論  考 久米依子 殖民地ハルピンと女性の表象――佐多稲子宛て上田家の書簡から
石田仁志 谷川徹三と横光利一―― 新資料の書簡
荒川英之 人間探求からの展開――沢木欣一の自筆句帖をめぐって――
小澤 純 芥川龍之介「歯車」に宿るアーカイヴの病
――日本近代文学館・山梨県立文学館・藤沢市文書館の所蔵資料を関連させて
多田蔵人 宮崎三昧『辛亥日誌』――蒐集家の表現
江種満子  小山いと子の村上信彦宛敗戦後書簡
――反文壇的共闘と村上の長編小説『霧』の批評をめぐって
資料紹介1 小山いと子 村上信彦宛書簡
資料紹介2 片山敏彦宛諸氏書簡