年誌16号刊行しました

2021.03.09

2021年3月、年誌16号を刊行いたしました。

文学館の所蔵資料紹介の機会を増やすため、「日本近代文学館年誌―資料探索」という紀要を年に一冊刊行しております。
文学者の書下ろしエッセイ、館蔵資料を用いた論考、未発表資料の翻刻と解説を収録。お申し込みは文学館まで(一般1040円/会員880円)。
バックナンバーもあります。「文学館年誌―資料探索」ページ

16号目次

エッセイ 伊藤氏貴 コロナ後の文学館
青木正美 藤村と伊東一夫先生
津野海太郎 「ぼく」から「私」へ
小田光雄 鷹野弥三郎、新秋出版社、『文芸年鑑』
斎藤美奈子 文学観光が楽しい
真田幸治 〈鏡花の切抜き帖〉を受け継いだ小村雪岱と内田誠の関係
論  考 五味渕典嗣 戦場の高見順
――日本近代文学館蔵「陸軍宣伝班資料ノート」「ビルマ雑記帖」から
宮内淳子 藤枝静男の葉書を中心に
――一九七〇年代・作家たちの交流の一面
前田恭二 「よみうり抄」と「鐘が鳴る」――文芸記者加藤謙のこと
須田喜代次 『日本からの手紙 滞独時代森鷗外宛』に見る森家の人々
――キーパーソンとしての森篤次郎書簡を中心に――
資料紹介 内海信之宛諸氏書簡(二)