年誌19号刊行しました

2024.03.29

2024年3月、年誌19号を刊行いたしました。

文学館の所蔵資料紹介の機会を増やすため、「日本近代文学館年誌―資料探索」という紀要を年に一冊刊行しております。
文学者の書下ろしエッセイ、館蔵資料を用いた論考、未発表資料の翻刻と解説を収録。お申し込みは文学館まで(一般1040円/会員880円)。
バックナンバーもあります。「文学館年誌―資料探索」ページ

19号目次

エッセイ 小池昌代 うつし、うつされる川端康成
住井康典 大和を思い続けた住井すゑ
外塚喬 木俣修の推敲
山口和人 大江健三郎と私小説、あるいはオートフィクション
藤田三男 『伊藤整日記』全8巻のこと
論  考 出口智之 「新著月刊」に見る口絵印刷への挑戦
――第二期「新小説」との比較を視野に――
原貴子 森鷗外「羽鳥千尋」と医術開業試験制度
小林幸夫 志賀直哉「雨蛙」論
――一般的規範を超えるということ
中山弘明 藤村全集生成考
――島﨑蓊助資料から見えるもの――
山岸郁子 「伊藤整文庫」資料から分かること
資料紹介1 串田孫一 品川力宛書簡
資料紹介2 木俣修宛諸氏書簡