4月13日は開館50周年記念日

2017.04.01

2017年4月、日本近代文学館は開館50周年を迎えます

日本近代文学館は、震災や戦禍など、激しい社会変遷の中で文学資料が散逸してしまうことを憂えた高見順や川端康成、小田切進ら有志の文学者・研究者が近代の文学資料を収集・保存する施設の必要を広く訴え、1962年5月に設立され、1963年4月、 財団法人日本近代文学館として発足しました。

その動きは大きな反響を呼び、15,000人にのぼる方々から資料の寄贈や建設資金の寄付等の支援をいただいて、

1967年4月13日、現在の目黒区駒場の地に開館しました。

1967年9月、開館記念「近代文学名作展」の入場に並ぶ人々

1967年9月、開館記念「近代文学名作展」の入場に並ぶ人々

当館はその後も民間の財団として、文学者、研究者、文学や書物を愛する方々と、出版社、新聞社はじめ各界からの協力によって維持運営され、現在111万点の資料を収蔵するにいたりました。それらの資料を閲覧室や展示室で、また書籍や電子媒体として公開し、各種の講座・講演会を開催するなど、広くさまざまな要請に応えようと努めてきました。引き続き、近代文学に関する総合資料館、専門図書館として、文学資料の収集・保存・公開と文芸・文化の普及・発展のために活動してまいります。

2017年4月13日はスペシャルデー!

特別展を無料公開

50年前に一般公開を開始した4月13日を開館記念日とし、当日に限り、開催中の特別展(「新資料から見る谷崎潤一郎」展)を無料でご覧いただけます。
ご来館の皆さまにはささやかな記念品を進呈いたします。 

日本近代文学館の歩みを紹介するミニ展示もロビーにて開催中。

 

バックヤードツアー開催

展示室や閲覧室だけでなく、ふだん職員しか入ることの出来ない地下書庫へご案内します。
 午前の部 11時~
 午後の部 14時~ 
   各1時間程度 (ギャラリートーク含む)       

 

たくさんの方にご来館いただきまして、まことにありがとうございました。