震災を書く


2024年2月20日(火)―3月30日(土)

開館時間 午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
観 覧 料 一般300円/中学・高校生100円(20名以上の団体は一人200円)
休 館 日 日曜・月曜・2/22(木)・3/28(木)※2/23(金・祝)・3/20(水・祝)は開館
編集委員 山崎一穎

 

本展について

昨年は1923(大正12)年9月1日に起きた関東大震災から100年の節目として、様々な形でこの災害について振り返り、当時の人々の直面した困難について考える機会が持たれました。当館でも「震災を書く」と題し、東日本大震災に寄せる現代の文学者のご揮毫作品とあわせ、関東大震災に際して書かれた当時の文学者の原稿や書簡を展示し、震災後の文学のあり方を見つめる試みを行いました。表現者が未曾有の災害とどのように向き合い、何を書き残してきたのか。この問いについて考えることは、災害と隣り合わせで生きる私たちに、一つの災害が決して過去のものではないのだという気づきを与えてくれます。本展では、昨年に引き続き関東大震災直後に書かれた日記、書簡、スケッチなど、前回には紹介しきれなかった館蔵資料の数々に光を当てます。
また、2011(平成23)年3月11日の東日本大震災から間もなく13年を迎えるにあたり、震災や原発事故に寄せる思いを言葉に託した現代の文学者のご揮毫作品を展示いたします。この展示は、東日本大震災で亡くなられた方々を悼み、震災の記憶を風化させてはならないという思いから、当館が2013年以降毎年継続してきた取り組みです。
過去と現在の災害を語り継ぐ多彩な表現に触れ、震災の記憶を未来へつなぐ契機としていただければ幸いです。

公益財団法人 日本近代文学館

 

●部門構成

1関東大震災と文学者たち

秋田雨雀  日記、「骸骨の舞跳」掲載誌
萩原朔太郎 「近日所感」掲載誌
竹久夢二  「荒都画信」「変災雑記」掲載誌
川端康成  「浅草紅団」新聞切抜
高見 順  スケッチブック
鈴木三重吉 東新宛はがき(大正12.9.20)
谷崎潤一郎 浜本浩宛封書(大正12.10.2) ほか

 

2東日本大震災に寄せる言葉

出品予定作家(50音順・敬称略、*印は今回あらたにご揮毫いただいた方)
〈 詩 〉稲葉真弓/中村稔*/若松丈太郎
〈短歌〉近江瞬*/逢坂みずき*/鈴木洋子*/馬場あき子/三原由起子*/米川千嘉子
〈俳句〉金子兜太/高野ムツオ*/照井翠/長谷川櫂*
〈小説〉佐藤厚志

(同時開催の冬季企画展「新収蔵資料展」と共通の観覧料でご覧いただけます)